恥と美徳

恥と美徳 

 終戦の日が近づく今日、
久しぶりにTVを真剣に観ました。

TV tokyo、池上彰さんの『戦争を考えるSP⑨~「特攻」とは何だったのか~』です。
http://www.tv-tokyo.co.jp/ikegamiakira/smp/

池上さんについては人それぞれ色んな見方があるでしょう。
また、特攻や太平洋戦争に対しても、年代によっても、
個人の歴史においても様々な想いや考え方があることと思います。
少なくとも番組の中では、(TVの編集が入っていることを考慮しても)
特攻隊の方々の生の顔と声を感じることができる貴重なものでした



私は、集中しました。
その方々の声を胸に入れ、
その想いを持ちながら生きてきた顔立ちを、ただ感じようと。

途中、
喉が絞まり、ぐっと力が内側にかかり、
心臓がぎゅっと縛られたように苦しい。
感じるだけで、苦しい。

体験された方は、どんなにか、絶します。



私たちは、このような恥の意識をもっています。
この国に生まれた運命です。
コンプレックスは、外に向けてではなくこの国の内側に。
私たちの血の中に。マインドの中に。
埋め込まれています。
きっと今も。



恥の文化を克服することは、厳しいのかもしれない。


でも、

聞く力、感じる力、想像力を持つことは、
私たちが自分に許しうる唯一の方法なのでは?と思います。
決っして、戦勝国のように、強い発言力なくとも。

私には、想像することができる。
そういう先祖が繋いでくれた、美しさがあると感じるのです。
 コンプレックスを作り出しているのは、自分自身です。


女優の八千草薫さん、番組の終わりで、
「その時、女に生まれてよかったと思ってしまった。
  いままで一生、言えないことだと思っていた。」
そのようにおっしゃっていたのが印象的でした。


美徳とは、そのことではない。
今日の放送の八千草さんのような心の在り方なのだと。


私は、彼女のいるところに辿り着き、
実感できるまで学び続けたい。
自分の美の価値観を、創っては壊し続けて生きたい。



あなたは、耳を澄ましていますか?



ぜひ、いま、こうやってこの世界で
これから何かを成そうとされているなら、
一緒に美意識の改革を。


では、また💚

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