Iki

感情とは関係なく喉が震える
耐え難い臭いとともに吸えなくなる

思いっっきり吐く

かなしみと一緒に

思いっっきり吐く



人は弱ると辛くなると悲しくなると 臭い
人がもがき頑張ってあがくとき 物凄く臭い

嗅ぐたびに 二度と嫌だと


だけど

目の前にいる 


私が吸って吐き出せば この人が楽になるのなら
私が背に触れて この緊張が安堵すれば・・・

そしたら また

元気で


それで やっぱり触れて吐く

思いっっきり吐く


もう二度と嫌だ もうやだ



なのに
生命の炎が微かになっているのを感じるから
そうするしかないの


透明になって 風のように居心地よくなって
でもなんだか 私の炎は弱くなって・・・。



息はしんどい

だれだって吐いてからでないと吸えない


すこしずつ ほんのすこしずつ
吐ききれなかった ほんのちょっとがあって

それで、どう吐いていいかわからない


元気だろうか
生きているだろうか


よかった だろうか

これで


――――――― セラピーと息。

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