言葉

言葉

昨夜は関東でも地震があった。

先月は北海道であり被災者が大勢出た。

地震、台風、水害、噴火・・・天災がこの国を襲う。

昨夜、ふと　あぁもうすぐだ。

やっと身体として実感した。

もうすぐこの国は亡びゆくのか

自然と私も言葉を捨てようとしていた。

もう、この国には言葉は必要ないのではないだろうか？

もう、この国の言葉は必要ないのではないだろうか？

もう、この国は必要ないのではないだろうか？

でもね
運よく、天皇の言葉をみました。

ないていました。

魂がないてるのか、

ばあちゃんがないてるのか、

わたしがないているのか、

このからだの裡にあるなにか

ないていました。

天皇は言葉

この国は言葉

言葉を武器にでき得る

聡明な精神の

言霊を有する

ないています。

ここは和の国だ。

ここは日本国だ。

この国には言葉がある。

人を労り、人を哀しむ、人を想う言葉がある。

ちがう？

繋ぎたい

手をつないで心を繋いで

言葉をひとことふたこと

心地よく音には意味を宿して

みえなくとも感じる

言葉は巡る

きれいなものが朽ちて見ていられなくなっても

亡くなってしまった人を背負っていても

きっと　人を救う言葉はある

それは言葉でしかない

ここにある言葉

信じたい

意味があるって　意味がないことに

人となれるはずだから